理事会通信 10月

理事会通信             2020年10月1日

175回例会『砂塵のニケ』が終わりました。この例会から活動を再開し、劇団も鑑賞会もコロナ感染対策をしっかりと行い、無事に例会を終えることができました。例会に参加された会員の皆様には、消毒・検温・マスク着用と諸々の積極的なご協力に感謝を致します。
 2020年度は、5月の「罠」7月の「東海道四谷怪談」が2022年へ延期となり、4月から9月までにに実施した例会は『きらめく星座』『砂塵のニケ』の2例会です。『きらめく星座』の例会参加率は37.5%と低く初めて経験する閑散とした例会風景でしたが、『砂塵のニケ』では約7割の参加に戻りました。『きらめく星座』以降、782名の退会者があり5ステージともに席数の半数以下の入場者数でした。
 9月11日、政府は演劇やコンサートなどの催しの安全性を鑑み、「満員」を認めこれまでの「50%制限」を19日からの撤廃としました。私たちは今後も科学的見地からの安全対策をしっかりとしていく事で、劇場での安全を守っていくことが必要と考えます。
 理事会は、5月から7月までの例会中止の事態を経験し、会費の考え方について改めて確認する機会となりました。会費は運営全般を担保するためのものであり、例会がなくても通常会費を持ち寄る意思を伝えるサークルがある一方、会費返却を求める会員に対して説明できないと困惑する代表者も多くありました。この状況を踏まえ6月分まで通常会費の持ち寄りをし、その後の定期総会(5/31)において、7月分・8月分を運営費のみとしました。9月分以降の会費については、組織動態・財政の現状推移から、全サークル会議「夏」(7/30~8/4)に委ねることを決議しました。『きらめく星座』例会が終わった直後からサークル退会が増大し会員数は一気に減少しています。例会に来なかったサークルが一斉にサークル退会をされました。例会を実施したことへの厳しい批判もありました。すでに5ステージを支える会員数はなく、かつ公文協のガイドラインに沿い50%の入場者制限を遵守していく安全対策が求められていました。これらの状況を全サークル会議「夏」の資料として「組織動態」「財政の現状とこれから」「例会時の安全対策案」を配布しました。
 この全サークル会議「夏」において、これから例会有無に関わらず通常会費を持ち寄ることを決めました。一人ひとりが会の支え手になること、ひいては演劇文化の支え手となることを確認し合いました。サークルの意識が、観劇会の会員から鑑賞運動の支え手へと変わっていく時にいるのが感じられ、新たな希望が見えています。
 まだまだ組織後退は続き、経験したことのない大量退会者数に直面していますが、この間の経験から見えてきたことがあります。会議に参加してくる会員の皆さんは、会の現状を自らの事として案じ、会議で得た情報をサークルの仲間に伝えようとする姿勢、例会を再開したいという意思、早く例会を見たいという願いです。サークルの活動の持ち寄りで私たちの運動がつくられていくこと、そのために一つひとつの活動を可能な限り実行していくこと、手放さないことが求められるのだと考えます。
コロナ禍での運営サークル活動をどう組み立てていくかが課題ですが、1回毎の実践を踏まえ、検証と再構築をしていきます。時々の組織状況と必要な情報を共有することで共に考え行動していく運営サークル会をつくっていきます。
 9月例会『砂塵のニケ』の運営サークル会は、サークル会ができない状況があり代表一人の活動に戻っている現状が見えました。11月例会「しゃぼん玉」の運営サークル活動では、再びサークルの連帯活動への転換を図っていきます。
 サークルの皆さまのご協力をお願い申し上げます。